過去事例に学ぶ社史漫画制作のヒント(8)

過去に制作された実際の社史漫画を読んで、これから社史漫画を制作する上でのヒントを探ります。
(※当サービスの実施事例ではありません)


社史事例_サンエイ_表紙
出典:サンエイ物語
社史事例_サンエイ_漫画
出典:サンエイ物語

サンエイ物語

著者名等:サンエイ/編
出版者:サンエイ
出版年:2004年11月
大きさ:30cm
ページ数:30ページ

オフィス用品やICT周りのサービスを提供されている株式会社サンエイの社史漫画になります。A4サイズの冊子状で、時代ごとに10ページほどのストーリーにまとめられ、元々は別冊だったものが総集編としてまとまっているようです。

会社のホームページには広報物としてPDFにて公開されています。また、はじめのページの代表取締役による「ごあいさつ」には、

この度、マン画版の社史をつくることになりましたのは、私達社員一人一人がこれまで決して平坦ではなかった当社の歩みを知り、また如何なるときも応援し、助けていただいた多くのお客さまへの感謝の念を新たにするためです。

出典:サンエイ物語 ごあいさつ

とあります。おそらく、この社史漫画はお客さまへ向けた会社紹介をメインの目的としたものだと思われます。

【これから社史を作る私たちの学び】
お客様をターゲットにした社史漫画の場合には、自分たちの会社が信頼に足る組織であることを表現する必要があります。多くの社史漫画の分析から、歴史の長さ、出自の開示、社長の想い、過去のトラブルに対する対処の様子、社員一丸となったチーム力といったあたりが漫画で描かれていると良さそうです。


「サンエイ物語」は、サンエイホームページの他、神奈川県立川崎図書館などでも読むことができます。
社史漫画制作について、ご不明な点があればお問合せページよりご相談ください。