過去事例に学ぶ社史漫画制作のヒント(3)

過去に制作された実際の社史漫画を読んで、これから社史漫画を制作する上でのヒントを探ります。
(※当サービスの実施事例ではありません)


社史事例_日本コロムビア80年史_表紙
出典:日本コロムビア80年史
社史事例_日本コロムビア_漫画2
出典:日本コロムビア80年史

萬画 日本コロムビア80年史

著者名等:日本コロムビア株式会社/企画
     石ノ森章太郎/監修
     石川森彦/萬画
     石森プロ/萬画制作
出版者:日本コロムビア
出版年:1990年7月
大きさ:26cm
ページ数:56ページ

石ノ森章太郎監修で、石森プロが作画をしています。

美空ひばり好きなおじいちゃんと、子供2人が日本コロムビア本社をおとずれ、(そうとは知らず)社長から会社の歴史について説明を受けます。

ともすれば堅苦しくなるような企業史の内容ですが、3人のキャラクターたちが、リアクションをしたり、ふざけたりすることで全体的にコミカルな雰囲気。漫画は48ページで、巻末に雑誌の特集ページのような形で8ページほど企業史がまとめられています。表紙(&裏表紙)に会社の沿革(年表)がデザインされているのが、社史らしくて面白い。

表紙もソフトカバーで冊子のようではありますが、5-60ページあるので扱いやすいボリュームなのかな。と思いました。

【これから社史を作る私たちの学び】
社史漫画48ページでここまで盛り込むことができるのか。といった、分量的なところで参考になるかな、と思います。

また、有名漫画家へ依頼する際のアドバイスとして、作画までをお願いするのではなく「監修」、もしくは「作画:◯◯プロ」とすることで、実際には漫画家の先生の手を動かさず、アシスタントの方に描いていただく。という方法があります。そうすることでスケジュールの確保がしやすかっったり、制作コストを抑えられる場合があります。


「萬画 日本コロムビア80年史」は神奈川県立川崎図書館他で読むことができます。
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